INTERVIEW 04

渉外部門

白井 宏幸

支店長代理
2009年入庫

商品の提供はあくまで手段。
真にお客さまのために
なることは何か、
常に考え行動する。

CAREER STEP

  • 20094~20112

    1. ・所属部署名:立川支店 事務部門
    2. ・業務内容:窓口業務・後方事務(渉外担当者の預かり物処理)等
  • 20113~20122

    1. ・所属部署名:立川支店 融資部門
    2. ・業務内容:無担保融資・有担保融資の受付、審査業務等
  • 20123~20143

    1. ・所属部署名:立川支店 渉外部門
    2. ・業務内容:会員(労働組合)訪問、職場での金融に関する相談・提案等
  • 20144~20168

    1. ・所属部署名:田無支店 渉外部門
    2. ・業務内容:会員(労働組合)訪問、職場での金融に関する相談・提案等
  • 20169~20182

    1. ・所属部署名:銀座支店 渉外部門
    2. ・業務内容:会員(労働組合)訪問、職場での金融に関する相談・提案等
  • 20183~現在

    1. ・所属部署名:町田支店 渉外部門 支店長代理
    2. ・業務内容:部下の指導、育成、補佐/支店渉外業務に関わる運営、立案、管理等

入庫動機

大学で社会福祉学を専攻していたこともあり、将来は人のため社会のためになる仕事がしたいという考えのもと、就職活動を始めました。
中央ろうきんを知ったのは、自宅に届いたパンフレットがきっかけでした。そこに書かれていた「日本で唯一の福祉金融機関」というフレーズに強く印象を受けたことを覚えています。
金融機関は、社会インフラの一つとして、経済の発展や日々の生活には欠かすことのできない役割を担っています。その中でもろうきんは、はたらく人とその家族が豊かになることを目的につくられた日本で唯一の金融機関であることが就職活動を通してわかりました。利益を株主に還元する銀行とは異なり、利益を直接労働者へ還元する仕組みがあるなど、社会ではたらく人を直接応援する仕組みが多くあります。
社会福祉と金融という一見離れたフィールドに見えますが、はたらく人の夢を応援する仕事を通じ、自分の想いが実現できるのは中央ろうきんだけだと思い、入庫を決めました。

現在の仕事

渉外部門は、会員である労働組合やはたらく個人のお客さまの職場を訪問し、金融に関する相談や提案活動を行うのが主な業務です。
私は今、支店長代理として、営業店の渉外業務に関わる運営や立案、管理などのほか、部下の指導や育成、サポートなどを行いながら、私自身もお客さまの元にお伺いし、相談、提案業務も担当しています。
具体的には、労働組合と連携して職場で資産形成に関する情報をお伝えするセミナーを開催したり、お客さまの職場を訪問して、融資や資産形成に関する商品の提案業務などを行っています。
また、支店長代理という立場で、部下の日々の渉外活動の進捗管理をしたり、セミナーでの講師役の指導なども行っています。
具体的にはセミナーの実演練習で、私が講師役をやって見せたり、逆に私をお客さまに見立てて、部下に講師役をやってもらうなど、一緒になって取組み、育成することを心がけています。
また、上司と部下という関係性を保ちつつ、相談しやすい雰囲気を作ることも大事なことだと考えています。

仕事のやりがい、難しいところ

お客さまが商品の申込みを希望された場合、単純にご希望の商品に対して手続きを進め、ご融資をさせていただく、それだけでも業務としては成立するかもしれません。しかし一歩踏み込んでみると、別のニーズが隠れていることがあります。お客さま自身がそのことに気づいていないことが多く、お客さまから発信されないニーズを引き出すことにとても難しさを感じますが、そこで私たちが気づいて、お客さまのライフプランに関わる提案ができ、感謝されたときには、非常にやりがいを感じます。
例えば、金利を気にせずに高金利のカードローンを利用されている方が非常に多いのですが、そういったお客さまに私たちから「金利を気にされたことはありますか?」とひと声お伝えするだけで、利用しているローンの金利の高さに気づいていただけます。そのうえでカードローンの借換えのご提案をさせていただき、負担が軽減した分を、お子さまの学費や、将来の積み立てに回すことで、お客さま自身が気づいていなかったニーズに気付いてもらい、結果としてお客さまの生活が向上し、幸せになっていただけたときには、やりがいと達成感でいっぱいになります。

仕事をするうえで大切にしていること

初めて渉外部門に配属された際、結果を出すことに必死で、目の前の業務しか見えていない状況が続きました。そんな時、当時の上司から「ろうきんは何のためにあるのかわかる? 白井さんは何のために取組みをしているの?」と質問されたことを強く覚えています。
結果を出すことは、業務を遂行する上で当然やらなければならないことではあります。ただ、その前に、何のためにやっているのか、何のために結果を出すのか、信念や想いの部分が欠けていては意味がないのです。『人のため、社会のためになる仕事がしたい』そのために中央ろうきんに入庫したのだということを、上司のその言葉が思い出させ、気づかせてくれました。それが、現在でも私の大切な行動指針となっています。

印象に残っているエピソード

渉外担当になって3、4年目の頃、カードローンの申し込みを希望するお客さまの担当をさせていただいたときのことです。お客さまにご案内する際、私は利用目的を聞くようにしているのですが、その時はお答えいただけませんでした。ただ、その時のお客さまの様子に少し違和感を覚えたため、上司に相談し、お客さまの了解のもと二人でお伺いすることにしました。改めてお話を伺うと、あまり周囲に知られたくない内容であることが分かりました。お客さまは誰にも相談できず非常に悩んでいたこともわかり、力になりたいと思いました。
そこから、ローンの借換えだけでなく労働組合にも協力してもらい、総合的な解決に向けて、お手伝いをさせていただきました。
このとき学んだことは、ただ商品を提案して終わるのではなく、時にはろうきんの枠組みを越えて、お客さまの背景にあるものに向き合って考えることが真の意味での解決につながるということです。
商品はあくまで手段です。お客さまに寄り添い、目的に向かって最適な提案をすることの大切さを知る、とても大事なきっかけとなった出来事でした。

職場環境、人間関係について

支店長代理として部下の育成や指導をさせていただく立場にありますが、先輩や同僚に何でも気さくに相談できる風通しの良さは、私自身も一番心がけていることですし、ろうきん全体の特徴ではないかと思います。
また同期については、入庫当初、集合研修で苦楽を共にした頃から特別な絆でつながっていると感じています。お酒を飲みながら将来について語り合ったり、旅行に行ったり、結婚式に出席したり…。上司や部下とはまた違う、大切な仲間だと思っています。

今後の目標

少し壮大なのですが、中央ろうきんを『知らない人はいない』組織にすることが私の今後の目標です。
日々、接しているお客さま一人ひとりに真摯に向き合い、質の高い提案を続けることで、ろうきんのファンになっていただけるお客さまを一人でも多く増やしていきたいと思っています。そのために自身の専門知識や商品知識を増やすなど、毎日努力を欠かさず自己研鑽に励んでいます。

MESSAGE

就活生に向けてのメッセージ

私は、企業の知名度や規模で就職先を選ぶことは決して悪いことではないと思っています。その中でも、自分の信念や理念、自分が何を大切にして働いていきたいのかということを考えて、その想いを持って働ける会社を見つけることが大切だと思います。自分の想いを大切に、頑張ってください。

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